今回のアンケートは、ギタリストの職業病とも言える天敵、腱鞘炎についてです。
腱鞘炎とは、指などの関節を酷使することにより腱鞘と呼ばれる部分が炎症を起こしてしまう病気です。
痛みをすぐに鎮める事は出来ず安静にしておくという対処療法しかないため、その間ギターが弾けなくなってしまいます。
治った後も癖になってしまい再発もしやすいので、まず腱鞘炎にならないように気を付けながら練習していく必要があります。
アンケート結果を見ながら腱鞘炎になりやすい場所とその対処法を見ていきましょう!
アンケート内容
期間は6月20日~6月27日の7日間で、質問は「ギターを弾いてて今まで腱鞘炎になったことはある?ない?」というアンケートでした。
ではさっそく結果を見ていきましょう!
アンケート結果
ギターを弾いてて今まで腱鞘炎になったことはある?ない?#modernguitardive#mgd#getyoursounds#ギター#ギター好き#ギタリスト#腱鞘炎
— Modern Guitar Dive (@M_GuitarDive) June 20, 2019
ギタリスト全体の割合を示すものではありません。
ご了承ください。
合計で13名の方に回答していただきました。
皆さん、ありがとうございます!
結果は
- 「指」が8%
- 「手首」が46%
- 「肘」が0%
- 「ない」が46%
となりました。
「指」が腱鞘炎
結果は8%でした。
指の腱鞘炎は、近年ではスマホの使いすぎなどでも見られる症状です。
指の屈伸を多くすることにより、指の付け根や第二関節が腱鞘炎になる場合があります。
また、いわゆる「ばね指」が起こっているにもかかわらず無理してギターを弾き続けそれが原因で腱鞘炎になってしまうということもあります。
ばね指とは
指の関節を曲げると「カクッ、カクッ」となることはありませんか?
もちろんならない人も多くいます。
これも医学的には一種の腱鞘炎らしいのですが、痛みがなく先天的になる人が多いです。
特に小指に出ている人が多いのですが、第二関節メインで運指をしているとこのばね指が運指の邪魔をしてくることが多々あります。
ストレッチや、複雑なフォームのコードなど指を極端に屈伸するものも指に大きな負担がかかります。
これらのプレイをするときはしっかりを指を休ませながら演奏するようにしましょう。
「手首」が腱鞘炎
結果は46%でした。
今回のアンケートで、腱鞘炎になった箇所では圧倒的に多い結果でした。
また手首が腱鞘炎になったという人は左手首の人が多いかと思います。
左手首の腱鞘炎の原因の多くはフォームです。
左手首に急な角度がついた状態でギターを弾くことで負担がかかり腱鞘炎の原因になります。
左手首に角度ができるだけつかないようにギターの位置を高くしてプレイするようにしましょう。
右手が腱鞘炎になったという方はピッキングフォームが原因です。
ピッキングの多くは腕の回転を使いますが、手首の動きをメインにピッキングするフォームは手首に負担がかかります。
このようなフォームの方は手首の使いすぎに注意しましょう。
「肘」が腱鞘炎
結果は0%でした。
ギタープレイで肘が腱鞘炎になるとしたら右肘でしょう。
肘を始点とする高速ピッキングをやりすぎると腱鞘炎になる可能性があります。
腱鞘炎の経験なし
結果は46%でした。
手首と同数ですね。
フォームをしっかりととってギターを弾けているということですね。
上記3つの原因をなるフォームを取らないようにして練習していきましょう。
まとめ
以上、腱鞘炎に関するアンケートの結果でした!
腱鞘炎にならないようにするには身体に負担のかからないように正しいフォームで演奏することが重要です。
また、同じフレーズをずっと弾き続ける練習は同じ箇所にずっと負担をかけ続けることになります。
身体への負担を分散させるように練習メニューを組んでみるのもおすすめです。
また痛みや違和感が出た場合は無理せずすぐに休むようにし、悪化させないようにしましょう!
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