ギター練習方法解説、今回は「カッティング」を解説していきます。
ファンクやジャズなど様々なジャンルで使われるテクニックですが、初心者には難しくやり方がよく分からないという方も多いでしょう。
- 譜面通りに弾いているのになんか雰囲気が出ない
- 上手い人との違いがいまいちわからないけど自分のカッティングがダサい
などお悩みではありませんか?
そんな方は今回の記事を参考にして改めて自分の演奏を見つめ直してみてください。
今回はカッティングを始める為の基礎中の基礎を解説していきます!
カッティングとは
カッティングとはファンクなどでよく使用されるテクニックです。
ブラッシングや休符を多用したストロークを用い、キレのあるサウンドが特徴です。
腕の回転とスナップを使うことによりファンキーで歯切れのいい音を出せるようにしていきましょう。
ちなみに、「カッティング」という言葉は海外では通用しません。
「カッティング」とは実は和製英語で英語ではstrummingといいます。
練習① ミュート
まずはカッティングの基本中の基礎であるブラッシングの練習をしましょう。
図1 ブラッシング
ブラッシング時は左手で全ての弦に触れて鳴らないようにしておきます。
ではまずブラッシングの良い例と悪い例の2つの音源を聴いてください。
良い例
悪い例
いかがでしょうか、違いがわかりましたか?
最初の方はちゃんと綺麗にミュートできているのに対し、後者は余計な音が鳴ってしまっています。
カッティングは右手でミュートできない為、左手のみで余弦のミュートをしてあげる必要があります。
左手で全弦しっかりと触れてミュートできるように練習しましょう。
練習② ストローク
次に右手の練習をしていきましょう。
図2 アクセント – 16分の1番目
譜面のアクセント記号の位置でアクセントを付ける練習をしていきます。
アクセントをしっかりとコントロールすることによりよりグルーヴィーなカッティングをすることができます。
右手のスナップをしっかりと使って、素早いストロークをしていきましょう。
練習③ アクセント
最初にアクセントが付けられるようになったら、16分のそれぞれの位置でアクセントを付けられる練習をしていきましょう。
アクセント – 16分の2番目
図3 アクセント – 16分の2番目
アクセント – 16分の3番目
図4 アクセント – 16分の3番目
アクセント – 16分の4番目
図5 アクセント – 16分の4番目
録音してしっかりアクセントが移動しているか確認しながら練習していきましょう。
練習④ フレーズのアクセント
それでは実際にコードを押さえながらアクセントを付ける練習です。
図6 アクセント – フレーズ
図6では2拍目と4拍目の頭にアクセントを置いています。
現代のロック、ポップスでは2拍目、4拍目でスネアドラムを叩くのが基本となっています。
カッティングもそれに合わせて2拍目、4拍目にアクセントを付けるとよりグルーブが生まれるようになります。
音源と同様にしっかりとアクセントをコントロールできるように練習していきましょう。
まとめ
今回はカッティングの本当に初歩の初歩の練習の紹介でした。
初歩ではありますが、今回の練習内容が出来ていないと「うまい」カッティングが弾けるようになりません。
この練習ができるようになってから、さらに実践的なフレーズを練習していきましょう!
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