ギターアンプは、各メーカーから1Wの自宅用から100W以上のレコーティングやステージでも使用できる様々なアンプが販売されていますよね。
ギターアンプを選ぶ基準は、やはり出音で決めることをおすすめします!
自分好みの出音が作れるか、自分の感情を気持ちよく表現できるかが大事ですよね。
今回は、ギタリストの皆さんがどんなギターアンプを使ってるのか、Twitterアンケートを行いましたので結果を紹介します!
なお、ギターアンプの種類についてまとめた記事を書いていますので、アンプ選びの参考にしてください。
アンケート内容
期間は5月20日〜5月27日の7日間で、質問は「あなた好みのアンプはモデリングアンプ?ソリッドステートアンプ?真空管アンプ?ハイブリッドアンプ?」というアンケートでした。
ではさっそく結果を見ていきましょう!
アンケート結果
あなた好みのアンプはモデリングアンプ?ソリッドステートアンプ?真空管アンプ?ハイブリッドアンプ?
■ギターアンプの真空管とソリッドステートの違いhttps://t.co/Hx3xSKCatc#modernguitardive#mgd#getyoursounds#ギター#ギター好き#ギタリスト#ギターアンプ#アンプ
— Modern Guitar Dive (@M_GuitarDive) May 20, 2019
ギタリスト全体の割合を示すものではありません。
ご了承ください。
合計で5名の方に回答していただきました。
皆さん、ありがとうございます!
結果は
- モデリングアンプが20%
- ソリッドステートアンプが0%
- 真空管アンプが60%
- ハイブリッドアンプが20%
となりました。
モデリングアンプ派
結果は20%とハイブリッドアンプと同順位の2位となりました。
モデリングアンプは、多くのモデリングが用意されているため、この4種類の中ではジャズ、ロック、メタルなどどのジャンルにも対応することができます。
万能です!
代表的な機種としては
- Helix(Line6)
- AXE-FXⅢ(FRACTAL AUDIO SYSTEMS)
- KEMPER Profiler(Kemper Amps)
などがあります。
自宅では、モデリングアンプをオーディオインターフェイスと接続し、DAW環境に組み込むことも容易にできますし、機種によってはモデリングアンプ自体にオーディオインターフェイス機能があるものもあるため、そのままレコーティングも行うことができます。
真空管アンプでは実現することができないパワー管の即時切り替えや、Windows/Mac、iOSを使用した設定値の変更など、デジタルなモデリングアンプならではの機能も多くあります。
ステージでは、プリアンプとして使用することもできますし、パワーアンプと組み合わせて1つのヘッドアンプとしても使用することもできます。
ソリッドステートアンプ派
ソリッドステートアンプは、0%という結果となりました。
ギターアンプの真空管とソリッドステートの違いについてまとめた記事を書いていますので、そちらもご参照ください。
ソリッドステートアンプの最大のメリットは、トランジスタが故障しない限り半永久的に使い続けることができることです。
非常に故障が少なく、というか普通に使用していたら壊れません。笑
経験としてJC-120(Jazz Chorus)を5年ほど毎日使用していましたが、まったく故障しませんでした。
もちろんキャスターでゴロゴロやってました。笑
故障が少ないソリッドステートアンプでもやはりツマミなどにはガリが出ることもあります。
その場合は一時的な応急処置ではなく、ちゃんとメンテナンスに出すことをおすすめします。
ソリッドステートアンプはモデリングアンプとの相性もよく、モデリングアンプをプリアンプとして使用し、ソリッドステートアンプはパワーアンプのみ使用するという方法でも使用することができます。
真空管アンプ派
真空管アンプが60%とダントツの結果となりました!
有名な真空管アンプは、ほとんどのモデリングアンプでモデリングされています。
実機に近づけようとするとより細かい設定が必要になりますが、それでもモデリングアンプでは表現しきれない真空管アンプならではサウンドを求めているギタリストが多いのかもしれません。
真空管アンプに使用されている真空管に限らず、真空管には寿命があるため、定期的に真空管の交換とメンテナンスが必要になります。
「なんか出音が変わったかな」と感じたら真空管の交換時期かもしれないので、メンテナンスに出すことをおすすめします。
パワー管の交換
パワーアンプにあるパワー管は、交換時にバイアス調整という専門的な調整が必要になります。
高度な専門知識が必要になりますので、メンテナンスに出すことをおすすめします。
ハイブリッドアンプ派
結果は20%とモデリングンプと同順位の2位となりました。
ハイブリッドには、
- プリアンプに真空管を使用
- パワーアンプに真空管を使用
の2種類があります。
この2種類の大きな違いは、下記のようになっています。
表1 真空管搭載場所による出音の違い
プリアンプに真空管 | ソリッドステートアンプよりウォームな出音 |
---|---|
パワーアンプに真空管 | チューブアンプよりソリッドな出音 |
この違いは、どちらの方が優れているというわけではなく、どちらがより自分好みかということが大事になります!
Voxが好きなギタリストの皆さんは、おのずとハイブリッドアンプ派なのかもしれませんね。
Vox Ampsから販売されているAC30VRは、プリアンプにトランジスタを使用し、パワー管に12AX7を使用しています。
12AX7は通常プリ管として使用されますが、パワー管として動作させるというのはVOX独自のテクノロジーで実現されています。
まとめ
スタジオには、必ずソリッドステートアンプと真空管アンプがあります。
まずはどちらも使用してみましょう!
そしてある程度自分好みの出音になるようになったら、またいろいろなアンプを試すことをおすすめします。
試さなかったから知らなかった。
試さなかったから気づかなかった。
これは本当にもったいないことです!
こうして何度も何度も作っては壊す作業を繰り返すことで、自分では気づかなかった自分好みに出会える機会をより多く作っていきましょう!
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