エレキギターを始める時、まずギター本体から選びますよね。
でもピックが必要だったり、アンプが必要だったりとエレキギターを始めるにために、ギター本体だけではなく少なからず必要最低限の機材があります。
必要な機材を揃えてギターの楽しさを満喫しましょう!
今回は初心者におすすめのエレキギタースターターセットをご紹介します!
ギター
好きなメーカーの好きな形で!と言いたい所なのですが、まずは1つのギターを末永く使いたいですよね。
末永く使うにはいろいろなジャンルにある程度対応できるような汎用性があるギターを選ぶことが大切になります。
ただ、汎用性があっても気に入らないギターを買ってしまうと「ギターを買ったもののモチベーションが下がって弾かなくなった・・・」という事態になるくらいであれば、好きなメーカーの好きな形でモチベーションを上げていきしょう!
なぜ汎用性が大切かというと・・・
ロックを弾こうとハムバッカーのみのギターを購入し数年、ジャズ/ブルースに興味が出てきたけど、ハムバッカーのギターしかない・・・シングルコイルの音がほしい・・・!
これなんですよね。
よくあります。笑
もう一本ギターを購入するというのもいいのですが、やはり最初の一本である程度どのジャンルにも対応できるようなギターを選ぶのがおすすめです。
ある程度どのジャンルにも対応するには、ピックアップが大切になります。
上記の例では、「ハムバッカーがあり、シングルコイルがない」という状況でしたが、両方兼ね備えたピックアップ配列がありますよね。
ズバリ
HSH配列
です。
HSH配列
センターピックアップがシングルコイルになってるのが特徴の配列です。
フロント | ハムバッカー |
---|---|
センター | シングルコイル |
リア | ハムバッカー |
HSH配列の多くのギターでは、このシングルコイルを活かすためにピックアップセレクターは5wayになっています。
そのため、サウンドバリエーションが豊富になり、汎用性があるサウンドメイクが可能になっています。
センターピックアップにシングルコイルがあることで、ジャズ/ブルースにも違和感なく対応することができます。
ただし、「ジャズ/ブルースの道へ進む!」という場合は、やはりジャズ/ブルースに合わせたギターが必要になります。
その時に初めてもう一本購入することをおすすめします。
おすすめ
Fender Guitars / Player Stratocaster HSH
Ibanez guitars / RG370ZB
ピック
出典:Jim Dunlop
ピックの素材、形状の紹介記事を別に書いていますのでそちらもご参考ください。
ピックはまず3種類を購入することをおすすめします。
- JAZZ型
- ティアドロップ型
- オニギリ型
です。
そして、この3タイプの中では大きさが中間のティアドロップ型をまず試します。
「もう少し小さい方がいいかな」という方はJAZZ型へ。
「もう少し大きい方がいいかな」という方はオニギリ型へ。
弾きやすさや出音の違いなど自分に合ったピックを見つけましょう!
ピックの素材、形状による出音の違いの紹介記事を音源ありで別に書いていますのでそちらもご参考ください。
おすすめ
JIM DUNLOP / Tortex Standard(0.60mm)
Ibanez guitars / CE4HS-BK
ESP / PJ-PSU088
チューナー
出典:BOSS
クリップタイプ、ペダルタイプ、ラックタイプがありますが、今回はクリップタイプ、ペダルタイプをご紹介します。
近年ではアプリのチューナーもありますが、音をスマホのマイクで拾うタイプのものは精度やステージでの使用を考えるとおすすめできません。
クリップタイプ
出典:KORG
ギターのヘッドにつけて使用します。
電源はボタン電池、単4電池を使用します。
シールドで繋ぐ必要ないがないので、エレキ、アコギに関わらず、日常的な練習に最適です。
ペダルタイプ
出典:BOSS
エフェクターと同様にシールドを繋いて使用します。
電源はACアダプター、または9V電池を使用します。
機種によってはチューナーから他のエフェクターに電源を供給できるものもありますので、エフェクターボードに組み込みやくなっています。
おすすめ
KORG / Sledgehammer Custom 100 Black
BOSS / TU-3W
シールド
出典:サウンドハウス
シールドは、長くなると扱いにくくなるため、3m程度がおすすめです。
3mだと短い印象を受けますが、自宅では、小型アンプに直指ししても長いくらいです。
スタジオやステージでは、チューナーやエフェクターの使用を考えると、少なくても3mが2本で計6mとなります。
あまりに安価なシールドや極端に長いシールドにしてしまうと音痩せ(出音の劣化)やノイズを拾いやすくなるため、おすすめできません。
音痩せ(出音の劣化)
音痩せは、絶対的によくないというわけではなく、出音の1つのキャラクターとして考えることをおすすめします。
音痩せしていない出音と音痩せしている出音を比較したとき、音痩せしている出音が自分の好みであれば、それは自分の好きな音と考えてよいでしょう。
おすすめ
BELDEN / 8412
Custom Audio Japan / IL
アンプ
近年、小型の真空管アンプが数多くありますが、最初は真空管を使用していないソリッドステートアンプがおすすめです。
真空管を使用したアンプは、真空管のヘタリ、真空管の交換時にバイアスの調整やヒューズの交換が必要だったりと、定期的なメンテナンスが必要になります。
ソリッドステートアンプは、このようなメンテナンスがなく、アンプの状態に左右されず、とにかく練習に集中することができます。
ワット数は1W〜15Wあれば十分です。
住宅事情にもよるのですが、自宅という環境では「防音になっていない」「近隣にも住宅がある」ということを考えると、意外にも15WのヴォリュームをMAXで使うことはありません。
おすすめ
Marshall Amps / MG15
BOSS / KATANA MINI
ストラップ / ストラップピン
出典:DiMarzio
ギターを購入したままのストラップピンでは、ストラップがストラップピンから外れギターが落下する恐れがあります。
そのため、ストラップとストラップピンを固定できるものがおすすめです。
- 座って弾いていて、ふと立ち上がったときに落下
- ステージング中に落下
などがよく落下してしまう場面です。
落下するとネック折れ、塗装面のヒビ、打痕痕などが発生します。
ネック折れ
ネック折れは木材が空気に触れてしまいます。
木材が空気に触れると木材が空気中の水分を吸収し、膨張する可能性があるため早めの修理が必要になりますので、注意しましょう!
おすすめ
DiMarzio / DD2200 BLACK
ERNIE BALL / 4037 POLYPRO STRAPS
SCHALLER / S-Locks Chrome
ギタースタンド
立て掛けるスタンドタイプ、吊り下げるスタンドタイプ、吊り下げる壁固定タイプがありますが、今回は吊り下げるスタンドタイプをご紹介します。
立て掛けるスタンドタイプもいいのですが、安定性の面から吊り下げるスタンドタイプがおすすめです。
AGS(オートグラブシステム)という構造で作られていて、この機能がとても便利です!
この機能はギター自体の重量でネックを固定するアームが機能する仕組みになっていて、置くときのギターをバランスを考えずに置くことができます。
おすすめ
HERCULES / GS414B
弦
出典:D’Addario
弦の種類の紹介記事を別に書いていますのでそちらもご参考ください。
近年ではコーティング弦が人気がありますが、やはり一度はニッケル弦を使用することをおすすめします。
ニッケル弦は各メーカーから様々な種類が販売されているため、自分に合う弦を探すのに悩みますが、その分選ぶことができます。
最初は自分に合うゲージ(太さ)を見つける必要があるので、色々な弦を購入しどんどん試してみましょう!
おすすめ
D’Addario / EXL110 XL Nickel Round Wound Regular Light
ERNIE BALL / Regular Slinky
メンテナンスグッズ
出典:サウンドハウス
メンテナンスグッズの種類の紹介記事を別に書いていますのでそちらもご参考ください。
上達への第1歩!と言えるくらいメンテナンスは大切です。
メンテナンスは各週、各月のものもあれば数ヶ月単位のものもあります。
適切な時期に適切なメンテナンスができるように準備しておきましょう!
最初はクロス、オレンジオイル、工具(ドライバー、ニッパー、六角レンチ)があれば十分です。
指板に手垢が付いてきたかなと感じたら、指板クリーナーを購入し、指板を綺麗にしてあげましょう!
おすすめ
KEN SMITH / SMITH POLISH CLOTH
ROCHE THOMAS / Premium Fingerboard Oil
ギターケース
ギターケースは、ソフトケース、セミハードケース、ハードケースがありますが、今回はセミハードケースをご紹介します。
ギターの安全に運ぶにはハードケースが1番いいのですが、普段の移動に関してはハードケースはとてもかさばります。
ただツアーなどでの長距離の移動ではハードケースを使用することをおすすめします。
セミハードケースは、ソフトケースの持ち運びやすさにハードケースの頑丈さが加わったケースで、大きさもギターにフィットし、ケース内に衝撃からギターを守るウレタンなどの衝撃吸収材があることが特徴です。
おすすめ
NAZCA PROTECT CASE / スタンダード モデル
まとめ
いかがでしたでしょうか!
ギターを始めるには意外と揃えるものが多いですよね。
一気に揃えるのもいいですし、自分の目指すスタイルや今必要だなと思うものから順に揃えるのもおすすめです。
ここはこれでこだわりたい!という気持ちはモチベーションに繋がるので、こだわりがある部分は妥協せずにこだわっていきましょう!
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