今回のアンケートは、出音、弾きやすさに直結するネックスケールについてです。
ネックスケールとは、2つの支点間に張られた弦の長さのことをいいます。
2つの支点とはブリッジのコマ(サドル)とナット間のことを指しているため、ネックスケールとは、コマからナット間の長さとなります。
今回は、ギタリストの皆さんがどんなネックスケールを好んでいるのかTwitterアンケートを行いましたので結果を紹介します!
なお、ネックスケールの種類についてまとめた記事を書いています。
この記事では出音の違いや弾きやすさ違いにも触れていますので、参考にしてください。
アンケート内容
期間は8月20日~8月27日の7日間で、質問は「あなたの好きなネックスケールは?」というアンケートでした。
ではさっそく結果を見ていきましょう!
アンケート結果
「PRSスケール」を「RPSスケール」と間違えています。
アンケート中は、ツイートで訂正しました。
あなたの好きなネックスケールは?
■ネックスケールの種類https://t.co/LetZPmqUK6
RPSスケール、マルチスケールの方は是非コメントください!#modernguitardive#mgd#getyoursounds#ギター#ギター好き#ギタリスト#ネック#ネックスケール
— Modern Guitar Dive (@M_GuitarDive) August 20, 2019
ギタリスト全体の割合を示すものではありません。
ご了承ください。
合計で12名の方に回答していただきました。
皆さん、ありがとうございます!
結果は
- 「ショートスケール」が0%
- 「ミディアムスケール」が33%
- 「ロングスケール」が58%
- 「その他」が9%
となりました。
ショートスケール
結果は0%でした。
ショートスケールのサイズは、インチでは24インチ、ミリでは609.6mmというサイズです。
表1 ショートスケールのサイズ
インチ | 24インチ |
---|---|
ミリ | 609.6mm |
FernandesのZO-3などのミニギターで多く採用されていますが、ミニギター用というわけではありません。
ショートスケールを採用している代表的なギターはFender Guitarsから販売されているムスタング、ジャガーなどがあります。
ミディアムスケール
結果は33%でした。
ミディアムスケールのサイズは、インチでは24-3/4インチ、ミリでは628.65mmというサイズです。
表2 ミディアムスケールのサイズ
インチ | 24-3/4インチ |
---|---|
ミリ | 628.65mm |
Gibsonで採用されているスケールで通称「Gibsonスケール」とも呼ばれています。
Gibsonではレスポール、フライングV、SGが代表的なギターです。
このGibsonスケール(ミディアムスケール)は、Gibsonから販売されているHummingbird 2019などのアコースティックギターにも採用されています。
そのため、ミディアムスケールを好んでいるギタリストは、エレキギターもアコースティックギターもミディアムスケールにすると、ネックスケールの変更がなくいつもの感覚でエレキとアコギを持ち替えることができます!
ロングスケール
結果は58%でダントツの結果となりました!
ロングスケールのサイズは、インチでは25-1/2インチ、ミリでは647.7mmというサイズです。
表3 ロングスケールのサイズ
インチ | 25-1/2インチ |
---|---|
ミリ | 647.7mm |
Fender Guitarsで採用されているスケールで、通称「Fenderスケール」とも呼ばれています。
Fender Guitarsではストラトキャスター、テレキャスター、ジャズマスターがロングスケールの代表的なギターです。
レギュラースケール
ロングスケールはレギュラースケールとも呼ばれています。
その他
結果は9%でした。
Twitterアンケートの項目数上、追加することができませんでしたが、
- ショートスケール
- ミディアムスケール
- ロングスケール
の他にも
- マルチスケール
- エクストラロングスケール
- バリトンスケール
- PRS(Paul Reed Smith)スケール
などのネックスケールがあります。
今回はこの4つの中では代表的なPRS(Paul Reed Smith)スケールを紹介します。
PRS(Paul Reed Smith)スケールのサイズは、インチでは25インチ、ミリでは635mmというサイズです。
表4 Paul Reed Smith Guitarsのサイズ
インチ | 25インチ |
---|---|
ミリ | 635mm |
PRS(Paul Reed Smith)スケールの最大の特徴は、ミディアムスケールとロングスケールの中間サイズになっていることです。
そのため、誰にとっても扱いやすく、持ち替えたときの違和感がとても少なくなっています。
まとめ
気になるギターがあったら、メーカーのサイトなどで、そのギターのスペックを見てみることをおすすめします!
ギターは通常のラインナップにはないような仕様をオーダーすることができますよね。
エレキギターだと「レスポールのボディにネックはFenderスケール(ロングスケール)」ということも実現可能です。
おもしろいですよね!
オーダーする際は是非悩みましょう。笑
以上、ネックスケールに関するアンケートの結果でした!
お悩み相談コーナーと題し、いただいたギターに関するご質問に回答するコーナーがあります。
小さな悩み、大きな悩みなどに関わらず、気楽にご質問ください。
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